世界中で多くの人びとが気軽にインターネットを使い高速通信を行うようになりました。光回線を使って安定した高速通信を行うためには高性能なネットワーク装置が不可欠です。以前のネットワーク装置には送信・受信モジュールが別個に組み込まれていたため小型化や高性能化、低価格化を図るのが困難でした。世界中にインターネットが普及して、多くの人びとがより低コストでインターネットを使いと考えるようになり登場したのが光トランシーバです。
送信・受信モジュールを一体化した光トランシーバを使えばネットワーク装置の小型化や高性能化、低価格化を図ることができます。光トランシーバの送信モジュールにはCAN型と同軸型、TOSA型とバタフライ型の4種類が存在します。CAN型と同軸型はコストが安いものの性能が低く、バタフライ型は高性能ですがコストが高いという問題を抱えています。高性能なネットワーク装置を低価格で提供するために広く採用されているのは、コストパフォーマンスが優れたTOSA型です。
このタイプは受信モジュールのROSAと一体的に使われ、コネクタから直接的にファイバへ接続します。TOSAから送信した光信号は、ファイバを通ってROSAのフォトダイオードに届くと電気信号に変換されます。高性能なネットワーク装置を製造したとしても、コストが高いと多くの消費者のニーズを満たすことができません。世界中の人びとが安いコストで安定した高速通信を行うために、TOSAを採用したネットワーク装置が必要とされています。